仕事が休みになる水曜日。僕は意を決して古ぼけたサーフボードを車に積み込んで片貝海岸に向かった。

リーシュコードも販売員さんから頂いたお古だ。

慌てて読み込んだSurfin Lifeで、初心者コーナーみたいなのが載っており、ワックスを板に塗ることまでは理解していた。

片貝海岸では、海の家みたいなお店でサーフワックスを売っており、それを買って砂浜で板の上に塗り込んだ。

これで良し!僕は見よう見まねで人生初のパドルアウトに出た。

しかしお古のショートボードの上に上手く寝そべることもできず、板は沈み、全く前に進まない。

周りの、それまではチャラチャラした若造にしか見えなかった多くのサーファーたちは何の気なしに沖にパドルアウトしていく。

そのうち、波が眼前で割れ、僕は敢えなく板ごとひっくり返され、、、、その繰り返しで、なんと僕の人生初の波乗り記念日は沖に出ることすらできない有様だった。

ひとしきり打ちのめされた僕は、這々の体で浜に上がり、いじけモードの体育すわりで波に乗るサーファーたちを眺めた。

こうとなったらサーフィン教室に通うしかない、僕はSurfin Lifeに掲載されていたサーフショップの波乗り教室の広告を思い出して、メラメラと闘志を燃やしていた。